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NPO法人 マックネットシステムは、よりよい医療と福祉の連携を目指して活動しています

電話でのお問い合わせはTEL.0977-75-6053

〒874-0025 大分県別府市大字亀川1140番地21

九州マインドフル医療ソーシャルワーク研究会

参加者募集

「九州マインドフル医療ソーシャルワーク研究会」
The Society for Kyushu Mindful Medical Social Work (KM-MSW)

【発起人】
池埜 聡(関西学院大学人間福祉学部 教授)
井上祥明(別府医療センター ソーシャルワーカー)
【共催】
NPO法人マックネットシステム

【目的】
本研究会は、九州の医療機関で活躍する医療ソーシャルワーカーにマインドフルネスを体験してもらい、その体現化された経験からソーシャルワーク実践へのマインドフルネスの活用法について検討することを目的とします。がん患者を含め、多様な心理社会的問題に直面するクライアントへの介入方法という枠組みにとどまらず、クライアントとその家族の苦しみに寄り添うための支援者の態度・プレゼンス(therapeutic presence)を涵養するマインドフルネスの可能性について医療ソーシャルワークの文脈から検討していきます。また、本目的を達成することで、退院援助を超えた新たな医療ソーシャルワーカーの臨床的、実践的役割の拡張を目指します。

【参加対象者】
九州及び周辺地域の医療ソーシャルワーカー、精神科ソーシャルワーカー、看護師など医療現場でのマインドフルネス実践者など。
国立病院機構のソーシャルワーカーさんを中心にご案内させて頂いておりますがマインドフルネスにご興味のある方であればどなたでも結構です。但し、議論の中核はソーシャルワークとなりますのでご了解ください。
各回20名程度を限度としますので参加できない場合もございます。参加をご希望される方はお早めに申し込みください。

【参加費】
無料

【日程】
第1回 2019年11月23日(土)13時〜17時 「マインドフルネス概論」
第2回 2019年12月21日(土)13時〜17時 「がん医療におけるマインドフルネス」
第3回 2020年01月18日(土)13時〜17時 「一般科におけるマインドフルネス」
第4回 2020年02月15日(土)13時~17時 「精神科医療におけるマインドフルネス」
第5回 2020年03月14日(土)13時~17時 「テーマ未定」
※希望回のみ参加することも可能です。
【場所】
大分県別府市大字内竈1473 国立病院機構 別府医療センター
 【各回のイメージ】
各回、基本的には「マインドフルネス体験」「ケース検討(医療ソーシャルワークにおけるマインドフルネスの活用法)」そして「今後の課題の抽出」という3側面を念頭に研究会を運営していきます。第1回目では池埜先生によるマインドフルネス概論の及びマインドフルネス体験、第二回目よりマインドフルネス体験とケース検討を開始します。12月は「がん医療」、1月は「一般科医療」、2月は「精神科医療」について検討していきます。3月については皆様のご意見を取り入れながらケース検討を行いたいと考えておりますので申し込みフォームにご記入ください。

【スタイル】
本研究会は、体験・体現型スタイルで行います。単に知識構築にとどまらず、マインドフルネスを通じて体現された経験をもとに検討を深めていきます。参加者は、各回で提供されたマインドフルネス・プラクティスを日常でも取り入れ、日々10分から20分程度のマインドフルネスの練習に取り組んでいただきます。その経験からマインドフルネスを医療ソーシャルワーク実践への導入可能性について「生々しい」検討を深めていきたいと考えています。

【成果の発信】
本研究会で検討された内容は、報告書あるいは論文などの媒体を通じて成果報告が行えるよう、多様な方法を考案します。そのため、参加者の同意をもとに、研究会中の録音あるいは録画の実施のご理解をお願い致します。また、倫理的配慮を明確にした上で、同意を得られた参加者にマインドフルネス経験に対する質問紙への回答あるいはインタビューへの協力依頼をお願いする場合がございます。
【倫理的配慮】
本研究会は、患者やクライアントを含むあらゆる個人情報が一切漏洩されることがないよう、守秘義務が参加者一人ひとりに課せられます。社会福祉士会、精神保健福祉士会及び日本ソーシャルワーカー協会の倫理規定を本研究会でも適用し、患者及びクライアントへの尊重を理念に据えて研究会を推進していきます。
【申込方法】
申し込み終了(定員に達しました)
【申込期間】
令和1年10月31日
但し、定員に達した場合は早期に申込を終了いたします。

【講師プロフィール】
池埜 聡(いけの さとし)
■経歴
神戸生まれ。ワシントン大学(Washington University in St. Louis)ソーシャルワーク研究科修士課程修了(M.S.W.)、カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)大学院社会福祉学研究科博士課程修了(Ph.D.)。UCLAアジア系研究所客員研究員(2012-2013)、UCLAマインドフル・アウェアネス・リサーチ・センター客員研究員(2018-2019)。現在,関西学院大学人間福祉学部社会福祉学科教授.
専門は臨床ソーシャルワーク,心的外傷学、マインドフルネス。

マインドフルネス関連資格
UCLA公認マインドフルネス指導者資格 (UCLA-Certified Mindfulness Facilitator)
国際マインドフルネス指導者協会(IMTA)公認マインド
フルネス指導者資格(IMTA-Certified Mindfulness Teacher) (CMTP-0146) 。
Mindfulness-Based Cognitive Therapy (MBCT) 指導者Module 4修了。
臨床経験
民間精神科クリニックにおいて4年間、システム家族療法の臨床、Asian Pacific Development Center, Denver, Coloradoにて臨床ソーシャルワーカーとして2年間東南アジア難民支援に従事。
著書
『福祉職・介護職のためのマインドフルネス』2017年(単著)中央法規出版
『ケアマネジメントにおける援助関係
の軌跡:クライアントとの間にあるもの』2017年(共著)関西学院大学出版会
『たましいの共鳴:コロンバイン高校と附属池田
小学校の遺族が紡ぐいのちの絆』2013年(編著)明石書店
犯罪被害者支援とは何か:附属池田小事件の遺族と支援者による共同発信』2004年(共著)ミネルヴァ書房など。

井上 祥明(いのうえ よしあき)
経歴
大分大学大学院福祉社会科学研究科修了
熊本大学大学院社会文化科学研究科 博士後期課程先端倫理学領域在学中
別府医療センター 地域医療連携室 医療社会事業専門職
社会福祉士 精神保健福祉士
■マインドフルネス関連資格
国際マインドフルネス指導者協会(IMTA)公認マインド
フルネス指導者資格(IMTA-Certified Mindfulness Teacher) (CMTP-0211) 。
Inbody Academy Mindfulness Teacher Training Coures修了
VYASA(ヴィヴェーカナンダ・ヨーガ研究財団)ヨーガ・インストラクター養成講座修了
Mindfulness-Based Cognitive Therapy (MBCT) 指導者Module 1修了
BOSTON TRAUMA CENTER研修修了
■臨床経験
2013年のBOSTON TRAUMA CENTERでの研修にてマインドフルネスと出会う。その後、マインドフルネス関連資格取得後、ソーシャルワーク臨床へマインドフルネスを導入。
現在はがん患者や糖尿病、精神疾患患者等の支援にマインドフルネスを実施。2016年の九州北部豪雨災害では大分県DPATのPSWとして被災地支援を行い、マインドフルネスを活用。



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